大胆さと繊細さと

 昨日はチェロのレッスンに行ってきました。
レッスン3回目、60分レッスンですが飛ぶように時間が過ぎて
いきます。先生が止めてくれなければ気が付かないくらいです。
この2週間、私はローブの音階練習ではなく、2オクターブの
音階練習と、リーの教本しかやっていませんでした。
先生から、特に『これをやってきてください』という指示がなかった
からです。延々、弓と弦の角度に気をつけながらスケールを
弾いておりました。
おかげ様で、先生からキレイになったと言っていただきました。
『うん、音程も弓の角度もアナタが思っている以上にできています。
けど・・・、惜しいのは、リズムがない。』
エ?!
弾いていたのは、ドレミファソラシド、ソラシドレミファ#ソと
2拍ずつ取っていくだけの音階練習です。
私は確かに2拍、それに間違いはないけど、のっぺりとしている、
もっとリズムを感じて、と言われてしまいました。
そして先生が音階を弾くと、それは『音楽』なのです。音程や指の
『練習』ではないのです。
えーーー、私、すごく高度なことを要求されているんじゃ・・・。
そして、2週間弾いていなかった、鈴木のマルチェロのソナタを
弾かされました。そこは割引いて聴いてくださったようですが、
やっぱり、音のつぶを揃えるように言われました。
得意な所というのは音が出やすいし、苦手な所は雑音が入ったり
小さくなったりする、それを均一にすること。このブログで、私自身が
自ら『一音一音を大切にしていかねば』と書いたこともありますが
さらに注意を受けてしまいました。
胸に、ジャズボーカルをやっていた頃の師匠の言葉がよみがえり
ました。
『アンタ、荒いんだよなあ。』
自分自身が楽器の歌が荒いのなら、脳から遠く離れた指先の動き
はもっと荒いでしょう。気をつけていたつもりですが、まだまだです。
しかも帰り、チェロを抱えるように持っていたらエレベーターの扉に
挟まれて左手を強打しました。行動も荒かったか。
そんな荒っぽい私ですが、レッスンの最後に、
『これなら、曲想とか、解釈についてもやっていけそうですね。』
と言われたときにはおののきました。
そんなハイレベルなことやるのーーー?!
小刻みにふるえる小鳥になりました。

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